イギリスの年金制度
年金は年金会社のサービスに加入する形で、働いている会社によって年金会社が異なります。
自分が働いている会社にどの年金会社を利用しているのかを確認しましょう。
また、自営業の人は自分で年金会社を選んで加入します。
期限付きのvisaで滞在しているワーキングホリデイや学生の人は、年金はすぐに退会することを強くおすすめします。
税金と同じように年金も一定の金額を超える収入があると、給料から自動的に引かれ始めます。
イギリスを出て日本に帰る際に、払った年金は帰ってくるとされているが手続きが大変だと思います。
払ってしまったものを取り返すのって苦労するので。
特に仕事を変えると利用する年金会社も変わるからややこしくなります。
年金制度の自動加入
22歳以上の場合、一定の労働時間と収入を超えると自動的に年金制度に加入させられます。
週に何時間働いたら、月にいくら以上の収入を稼いだら、という基準は会社によるので、自身の職場に確認をしてください。
自動的に加入した知らせは年金会社からの手紙で通知されます。
スタートパックの手紙で年金制度の説明と一緒に退会方法も書いてあります。
加入した最初の月の給料からは勝手に年金が引かれますが、退会すれば返金されます。
ですが早く退会しないと手遅れになる恐れがあります!
年金制度の退会
退会することを「opt-out」といいます。
このopt-outをする方法は年金会社から届く手紙に書いてあるので説明通りにやれば問題ありません。
たいていはwebサイトの会員ページにログインしてopt-outの手続をするという方法です。
あとは電話でopt-outもできると思います。
opt-out出来る期間は決められています。
これもまた年金会社によりますが、加入から1ヶ月以内にしかできないことがあるのですぐにopt-outの手続をしましょう。
私は年金会社から加入しましたよってメールが来たその日の夜中に電話の自動アナウンスでopt-outしようとしたらまだアクティブになってなかったことがありました。
つまりフライングでopt-outしようとしてました笑
再加入も可能
年金制度をopt-outしたあともopt-inつまり、再加入もできます。
もしもイギリスで半永久的に住み、今の会社で当分は働くという状況になったら年金制度に再加入してもいいですね。
他の年金制度と年金を統合
会社を変えた場合、年金制度も変わります。
するといくつもの年金会社で払った自分の年金がとっちらかっちゃいます。
そういう場合は年金を統合することができます。
自分の好きな年金サービスを選択し、過去の年金をまとめることが出来ます。
この方法は各年金サービス提供会社に相談してください。
イギリスの年金の安全性
イギリスは日本と違い年金の管理は国ではなく民間企業が行っているようです。
イギリスの年金会社は他の保険商品も扱っているから年金が枯渇するリスクは少ないのではないかと予測できます。
もっとも倒産のリスクがない信頼できる保険会社を選べばの話しですが。
まとめ
時代とともに物価は上昇し続けますから、30-40年後の未来は今の物価とは違うでしょう。
老後にその時代にあった物価で年金を支給できるという点で、年金制度は有効なのかも知れません。
イギリスでは基本的には会社の利用している年金会社に加入しますが、自分で年金のプロバイダーを選ぶこともできます。
年金のサービスを提供している会社を比較して、より良いサービスに移行するというのもできます。
また、年金を払うことは義務ではないので、払いたくない場合には退会手続きをしてください。
特に期間限定のVisaで一時的な滞在のワーキングホリデーの方は年金制度は速やかに退会することをおすすめします。