Air Chinaこと中国国際航空は航空券が格安ですが、他と比べてかなり安いので大丈夫かな?なんて心配される方は多いのではないでしょうか。
中国を経由するので、携行品の制限が少し厳しいですが、その点さえ気を付ければ他の航空会社となんら変わらず快適に利用できます。
私はイギリスから日本への一時帰国の際にエアチャイナを利用しましたが、無事に日本へ行くことができました。
今後また利用する機会があったとき、自分のためにも注意点や感想なども踏まえてブログに書き残そうと思います。
※荷物制限などは今後変更もあるかもしれないので、ご利用の際には公式サイトで最新情報を入手してください。
- チェックイン方法
- トランスファー方法
- 手荷物&預入荷物の制限
- 機内食
- 上海Pudong空港施設情報
Air Chinaの公式アプリ
フライトの前にAir Chinaの公式アプリをダウンロードしておくと便利です。
フライト情報をチェックしたりモバイルチェックインが出来たり、預け入れ荷物のトラッキングにも役立ちます。
アプリの利用にはアカウント登録が必要です。
電話番号とパスワードを設定して登録します。
アカウントを作って最初にログインできたときにPhoenix Miles card numberを確認しスクショを撮るかメモを書き残すなどして保存してください。
次回のログインからこのナンバーでログインすることになります。
アカウント作成時の電話番号ではログインできずエラーになります。
オンラインチェックインかモバイルチェックイン
オンライン/モバイルチェックインは公式の情報ではフライトの36時間前から可能とあるが、実際には前日にならないと出来ませんでした。
オンライン/モバイルチェックインではwebサイト/アプリから事前にチェックインすることができます。席の指定や追加オプションの購入などができます。
私の場合オンラインチェックインをしてもデジタルチケットは表示されなかったので、チェックインカウンターで紙のチケットを入手する必要がありました。
チケットの発行
チェックインカウンターではパスポートを提示するとチケットを発券してもらえます。
乗り換えがある場合は最初のチェックインで次の便のチケットも渡されます。
チェックインカウンターで預け入れ荷物をドロップします。
預け入れ荷物はレーンに乗せると自動で重量が計測されます。
重量を超えていなければ特に何も言われません。
荷物を預けると、荷物のリファレンスの紙をパスポートに貼り付けてくれました。
また、AirChinaのアプリ上でも預入荷物のトラッキングができます。
荷物サイズと重量制限
エコノミークラスでは以下の荷物サイズ制限が設けられています。
手荷物
ウェストポーチやハンドバッグなど貴重品を入れる小さなバッグ1つと55x40x20cmで5kg以下のバッグまたはキャリーケースを1つまで
預け入れ荷物
3辺の和が158cmを超えず23kg以下を2こまで
チェックインカウンターでは預け入れ荷物のみ重量を量ります。
機内持ち込み手荷物の重量は特にチェックされませんでしたので実際には5kg超えていても何も言われませんでした。
荷物の持ち込み制限
Air Chinaの荷物に関する取り扱いは厳しいです。
以下AirChinaの機内持ち込みアイテム情報を参考に解説します。
こちらの情報が更新される可能性もあるので、フライト前には必ずご自身で公式の情報をご確認ください。
電子機器
Laptop/スマホ/モバイルバッテリーなどのリチウム電池を含む物は必ず手荷物に入れてください。
特にモバイルバッテリーはバッテリーの容量が記載されていないと没収されます。
乾電池式の電子機器は乾電池を取り出した状態で、尚且つ乾電池は完全に絶縁されている状態でなら持ち込めます。乾電池の接続部分にビニールテープを貼る/封の出来る小さなプラスチックバッグに入れるなどしなければなりません。
また、充電式のヘアアイロンなどの外部電源なしで稼働する機器も預け入れ荷物ではなく機内持込み手荷物に入れてください。
私は以前北京でのトランスファーの際に防犯ブザーを没収されました。
リチウムバッテリーを含む電子機器は注意が必要です。
容量が100Whを超えるバッテリーは持ち込めない。乗務員の許可がある場合には160Whまで持ち込みが可能。
またバックアップ用のバッテリーは適切に絶縁処理をしていなくてはならない。
- 100Wh=約27,028mAh
- 160Wh=約43,243mAh
火気
他の航空会社では乗客1人につき1つライターの持ち込みが手荷物であれば許容されているところが多いですが、Air Chinaではライターやマッチなどは一切持ち込みが禁止されています。
私は過去に日本からのフライトで北京でのトランジットの際にライターを没収されました。
液体類
液体類は他の航空会社同様、手荷物の場合は1つのアイテムで100mlを超えない、20cmの小さなプラスチックバッグに入る範囲で持ち込みが可能です。
しっかり封のできるプラスチックバッグに入れましょう。
また燃えやすい液体などの持ち込みは禁止されています。
凶器
他の航空会社同様、凶器になり得る鋭利な物の手荷物での持ち込みは禁止されています。
具体的にはハサミ、カッターナイフなどです。
乗り換え
私はロンドンガトウィック空港から成田空港行きでしたが、上海で乗り換えがありました。
乗り換えの上海ではTransfer to internationalのサインボードに従い、Transfer専用の窓口で航空券とパスポートを見せ、カメラで顔を取られます。
飛行機から降りて上海のPudong空港内に入った時に、self-fingerprint collectionみたいな機械が右手にいっぱいあり、左手にはChinese Citizensの入国レーンがありましたが、それを無視してひたすら真っ直ぐ進むとTransfer to internationalというデスクがあるので、そこで一旦手続きをしました。
トランスファーの人はガチの入国審査をする必要はなかったです。
その後もう一度保安検査をします。
乗り換え時に預入荷物はピックアップするの?
チケットを予約した際には、アプリ上で"Bagggage not checked through"、"You will need to collect your baggage and check in again at the airport in Shanghai"と表示されていたので、預入荷物を上海で一度ピックアップしてもう一度チェックインカウンターで預入手続きをすると思っていました。
出発時のロンドンのチェックインカウンターで聞いたときは預入荷物を上海でピックアップすると言っていました。(その係員はどうやら新人のようでした。)
しかし、上海の空港にいた係員に聞いたところ、預入荷物はピックアップする必要がなく、東京に輸送されるということでした。
なんとなく係員を信用していいのか不安ではありましたが、成田空港のピックアップポイントでちゃんと私の荷物が出てきたときはホッとしました。
ちなみに帰りの便(東京から上海経由ロンドン行き)でも荷物は東京で預けた後はロンドンまでピックアップする必要はありませんでした。
上海のPudong空港
乗り換え時に上海のPudong空港を利用しました。
保安検査を抜けるとすぐに搭乗ゲートが並んでいます。
Duty Freeのお土産屋やカフェ、コンビニ的な店があります。
給水所
搭乗ゲートが並ぶ通路に給水所もありますので、保安検査の前に水を捨てたという人はここでマイボトルに水を補充できます。
充電
搭乗ゲート付近の椅子の間に充電用のコンセントがあります。
中国式のコンセントなので変換アダプタが必要です。
また数が少ないので早い者勝ちです。
喫煙所
保安検査を抜けた搭乗ゲートの2階に喫煙所があります。
上海の保安検査場ではライターが没収されるのですが、この喫煙所にはライターが設置してあります。
機内食
飛行機に乗っている間の唯一の楽しみが機内食ですね。
エアチャイナの機内食は悪くはなかったです。まあ機内食なのでそこまで美味しいわけではないですがまずくはなかったです。
行きのフライト
ロンドン–上海
11時間ほどのフライトなので2回機内食が提供されました。
1回目 …ビーフorチキン
飛行機に乗っているのでディナーなのかランチなのかわからない。
ビーフにしました。
2回目 …中国式おかゆorオムレツ
朝食のようでした。オムレツにして大正解!
ソーセージとベーコンもついてた♡
途中でスナックも配ってました。
美味しいクラッカー。
上海–東京
3時間のフライトでしたが1回機内食が提供されました。
チキンwithライスorビーフwithヌードル
中国式ヌードルと言えばこんな感じだよねーっていう感じのでまあまあ美味しかったです。
ヌードルの上のトッピング1回目の機内食とほぼ同じじゃね?
帰りのフライト
東京–上海
チキンwithライスorポークwithうどんヌードル
早めのディナー。ポークwithうどんヌードルにしました。
うどんの麺はまあまあ美味しくて、写真の四角い箱の左下に見える唐揚げのような物も美味しかったです。
上海–ロンドン
12時間ほどのフライトなので2回機内食が提供されました。
1回目 …
ポークwithライスorチキンwithヌードル
おそらく夜食。チキンwithヌードルにしました。
この細麺はあんまり美味しくなくて残しました。
2回目 …中国式おかゆorオムレツ
朝食ですね。
もちろんオムレツをチョイス。オムレツというよりスクランブルエッグでした。
ソーセージ1本とフライドポテト付き。
左上の"健能JCAN"という容器に入っているのはヨーグルトでした。
行きのフライトでは機内食が美味しく感じられたのに、帰りのフライトでは日本でさんざん美味しいものを食べた後だったため、あまり美味しく感じませんでした、、笑
アメニティ
AirChinaのエコノミークラスのアメニティは
- ブランケット
- クッション
- イヤフォン
の以上です。
イヤフォンは座席の前についているTVの音を聴く用です。
ちなみにTVに入っていた映画は中国の映画ばかりでした。
充電用のUSBソケットが1つTV画面の左下にありました。
普通のソケットは座席の下にあるようでしたが、私は使いませんでした。
まとめ
エアチャイナは安いせいか日本人は敬遠しがちだし、悪い評判ももちろんあります。
なので身構えて乗ったのですが、意外と快適でした!
ただトランスファーが2時間50分しか猶予がない上にフライトの到着が1時間も遅れたときは相当焦りましたが、、。
またトランスファーの際に一度入国するのか、どこに行って何をすればいいのか説明してくれないし全然わからなくて困りました。
あと、預入荷物をトランスファーの際にピックアップするのか、それとも何もせずとも最終目的地に輸送されるのかがよくわからなかったので、出発時のチェックインカウンターで聞いても明確ではない場合はトランスファー時にも係員に聞いたほうがいいかもです。
CAさんたちは普通に親切でしたし、機内食も悪くはないかな。
結構トリッキーではありますが、多分他の航空会社でも経由便だとこんな感じだろうなと思うので、エアチャイナ普通に悪くないですよ!
もっと高くてもっとひどい航空会社他にありますよね、、笑