所得税は毎月給料から引かれるけど翌年度に計算し直され、払い過ぎた場合は税金が返ってきて払わな過ぎてる場合は逆に徴収されます。
日本で言う年末調整的なものがイギリスでもあるんだけど、特に手続きをしなくてもHMRC (歳入税関庁)が計算して知らせてくれます。
税金に過不足がある場合にHMRCから通知される手紙をP800と言います。
その手紙に従ってオンラインで返金や支払いの手続きをしたり、過払い金額分の小切手をもらいます。
所得税は翌年の6月から10月の間に計算されて、10月、遅くても11月までにはP800が送られてきます。
通常は特に何もしなくても待ってるだけでよいです。
しかし私は昨年度の税金を明らかに払い過ぎているのに、このP800が待てど暮らせど全然来ませんでした。
抗議しようと思ったけど、tax refundって基本オンラインで選択式のチャートに沿ってしか申請出来なくてうまくいかず色々さまよった結果ようやく出来たのでその方法をシェアします。
↓最初の方は政府のサイトがいかにポンコツか解説してるだけなので、”clime online”の項目だけ見ればリンクからすぐに返金申請画面に飛べます。
Tax Refundの申請サイトの落とし穴
まず政府のtax refund申請のサイトに行く。
上図の画面が現れるので"Start Now"を押して、次のページから選択式で結果が変わる。
正直に回答しても得たい結果にたどり着けないのがこのサイトの落とし穴です。
1. 何に対して税金を払い過ぎたか
"Pay from your current job"を選ぶ。
ここが重要ポイント。
仕事を変えていて前の仕事で払った税金の場合でも"Pay from your current job"を選ぶ‼
ここでもし正直に" Pay from your previous job"を選ぶとゲームオーバー。
”雇用主を通して返金を受け取ります”と意味の分からんことを言われる。
2. いつ税金を払ったか
どのtax yearの税金なのかを選択。
昨年度の税金でも一昨年度以前を選択する。
もちろん今年度の税金はまだ計算されていないので選択しないように。
また、税金の返金は4年前まで遡って出来ることになってます。
ここで正直に昨年度の税金を選択するとゲームオーバー。
"あなたの税金はまだ計算されていません。P800を待ちましょう”と表示され、一生P800が届くことはない。
Claim online
上記で一昨年度以前を選択すると下図の画面になります。
"claim online"というリンクを押して、ようやく返金申請が出来ます。
Government Gatewayにサインイン
"claim omline"から下図のページに移動する。
Government Gatewayのアカウントを持っていない人はまずアカウントを作ってください。
HMRCサービスのこのアカウントを作ることで、自分の所得や税金の確認がサイトまたはアプリ上でできます。
1. どの税年度について申請するか
ここでは正直に返金してほしい年度を選ぶ。
2. 雇用主の情報は正しいかの確認
ダブルワークや仕事を途中で変えた人は全部の雇用主の名前が出ているか確認してください。
私の場合は4つ雇用主の名前が表示されてます笑
”Yes”を選択して次へ。
3. 何か控除を利用したか
ない場合は”No”。
4. 会社からベネフィット(手当)を受け取ったか
ない場合は”No”。
5. その他の収入があるか
6. 誰宛にお金を送ってほしいか
7. 自分のアドレスの確認
8. 電話連絡の許可
もしHMRCが必要があれば連絡してくる。
許可するなら電話番号を入力する。
9. 自分の回答の最終確認
確認して、修正があれば修正して、よければ"Accept and send claim"を押して送信。
10. 申請完了
reference number(参照番号)が書いてあるので一応このページはスクショすることをお勧めします。
15日以内にP800がくるか、あるいはHMRCから連絡がくるはずです。
Tax Calculatorのリンク
全てのtaxのcalculatorのリンク一覧
incom taxのcalculator
私は上記の方法で申請したらHMRCのアプリ上でずっと”Your tax has not been calculated yet”だったのが、”You paid too much Income Tax for 6 Aplil 2019 to 5 Appril 2020”に更新されました。
申請から10日後にP800と小切手が届きました。
小切手を銀行にデポジットしてtax refund完了です。
↓給料から引かれるNIについての記事はこちら