結婚式当日
イギリスでは婚姻届がないから、結婚式当日が婚姻する日。
結婚式で証人の前で結婚することを表明してMarriage Certificate(結婚証明書)にサインすることで法的な婚姻が認められる。
なんとも面倒な、、長い道のりだった。
当日の流れ
式の前の面接
新郎新婦だけ式の始まる15分前に会場に着くようにする。
ゲストよりも先に会場の部屋に入ってペーパーワークをする。
部屋にはおじさんとおばさんがいてこの2人が今回の式の手続をしてくれる。
一通り挨拶した後、持ってきたパスポートを見せて新郎新婦の情報を聞かれる。
- 新郎新婦の名前
- ステータス(独身か離別か)
- 職業
- 父親の名前
- 父親の職業
それを担当者のおじさんがMarriage Certificateに書き記していく。
それを確認して自分たちもCertificateにサインする。
万年筆がすごく書きづらかった。
自分の父親の職業を聞かれると思ってなかった私は英語で父親の職業が思いつかなくてその場にいた人みんなで話し合って「んーじゃあ○○って書いとこう」みたいなかんじだった。
開場
ゲストがちらほらと入って来て、証人の2人は前の席に座るよう促される。
司会のおばさんがおもむろに話し出して式が始まる。
式中は新郎新婦もほぼ座って行われた。
参列者は写真撮影してOK。証人の人は写真撮影してはダメ。
カメラマンとして参列した友人1人は事前にカウンシルの人に言えば前の方に来て写真を撮影できる。これは1人だけだと思う。
司会者の挨拶
司会者のおばさんが執り行う担当者の紹介と新郎新婦の名前を紹介。
また、この2二人の結婚に意義のある人は今申し出てください、的なことをいう。
誓いの言葉
次に新郎新婦は立たされて、誓いの言葉を言う。これは選手宣誓的なやつ。
司会のおばさんが言った言葉を繰り返すだけなので聞こえたとおり発音すれば問題ない。
正直何を言ってるのか分からなかったけど問題ない。
センテンスを短く区切って話してくれるのでゆっくり繰り返すだけ、簡単。
新郎、新婦の順にそれぞれ同じようなことを言わされる。
向かい合って誓いの言葉
今度は新郎新婦向かい合って相手の手を取り、お互いへの誓いの言葉を述べる。
「良い時も悪い時も~」みたいな誓いの言葉。
これも司会者の後に繰り返すだけ。
誓いのキス
新郎が新婦にキスをするように司会者に促される。
Marriage Certificateに著名
新郎新婦は椅子に座りMarriage Certificateにサインする。
証人の2人もサインをする。
Marriage Certificateの授与
こうして完成したMarriage Certificateは封筒に入れられ、司会者が私に渡してくれた。
新郎新婦退出
新郎新婦はゲストの間を通り、祝福されつつ部屋から退出する。
退出した先には誰もいなくて、え?で、どうするの?ってかんじでいたらゲストの人も退出してきてその後は写真撮ったり談笑したり。
退出した時点で式は終了していたようだ。
はい、こうしてようやく結婚が完了するのです。
長かったわホント。
イギリス人がなかなか結婚しない訳が分かった。
めんどくさい。お金かかる。
でも結婚式はやっぱりいい思い出になるしすごくハッピーな気持ちになった。
私は結婚願望全くなかったのだけど、手続きで苦労した分達成感みたいなものがあった笑
式場の人達みんな穏やかでお祝いを言ってくれたり優しくて…。
Hackneyのレジスターオフィスのスタッフさんたち素晴らしかった。
普段こういうイギリスの市民向けのサービスの人とはバトってばっかりだけど、今回は結婚というおめでたいことだからみんな対応が穏やかだった。
すげえな結婚パワーって。
⬇︎結婚式を終えたら日本大使館で婚姻届を出します⬇︎